南ア深南部前衛 大岳 (1109m) 2010年12月11日

所要時間 10:05 駐車スペース−−10:06 鞍部ーー10:24 林道終点−−10:25 大岳 10:25 −−10:40 駐車スペース

概要
 山頂直下まで続く林道を利用。北側鞍部より先の林道は荒れて普通車では走行不能なため、鞍部手前に車を置いて歩く。林道は山頂直前で幼木植林帯の鹿食害防止柵で終了。そこから1分程度で三角点の山頂。植林で展望無し。

 
 大岳は静岡市街→井川へ抜ける富士見峠のある三ッ峰から南東に伸びる尾根上にあり、地形図を見ると山頂直下まで林道が書かれている。この林道が使えれば短時間で山頂に到達できるが、関東などでは林道入口にゲートがあるのが通常で、その場合は県道から歩くことになる。その場合でも2時間はかからないだろうから、どこか軽い山に登った後に登るのにちょうどいい程度だ。今回は天狗岳に登ってまだ時間はたっぷりとあったため立ち寄ることにした。

駐車スペースから見た大岳 大岳北鞍部。この先は普通車進入不能

 県道を上がって笠張峠目指し、きつい傾斜が緩んで左斜めに緩やかに上がっていく途中に右に林道が分岐、コンクリート舗装でゲートもなく一般車通行止めの看板もないので入って構わないらしい。どこまで入れるかは分からないので行けるところまで行ってみることに。途中まで舗装、途中からダートになったが頻繁に車が入っているようで普通車でもOKで奥まで入っていく。大岳北側鞍部まで入ったが、その先の登りで道が荒れて車高が高い車でないと突破は無理で、鞍部から少し戻った残土置場らしき広い場所に車を戻して歩きだした。

鞍部から荒れた林道に変貌 地図に無い林道が山頂直下まで続く
林道から見た安倍山地(クリックで拡大)
林道から見た南ア〜八紘嶺(クリックで拡大)

 鞍部から登りにかかってジグザグに高度を上げていく。途中で樹林が開けて南ア方面の展望が開けるが、肝心の南アは雪雲に隠れて見えなかった。南から見ると大谷嶺や八紘嶺の斜面はガレて3000m級の迫力があり、最初はどこの山が見えているのか分からなかったくらいだ。大無間はたぶん地面には雪が積もっているのだろうが深い樹林で白さはうかがえなかった。

林道終点 林道終点から見た東側

 地形図の林道終了地点以降も林道が延び、しかも山頂に向かっている道があってそれを登る。ほとんど山頂まで車道は延び、最後は植林帯を囲う鹿避けの柵で終点だった。ここは稜線より僅かに東に下ったところで、柵から右に上がっていくと1分もかからずに三角点と山頂標識のある山頂にあっけなく到着した。

大岳山頂 大岳山頂のMWV標識

 山頂標識では久しぶりにMWV標識を目撃。2枚あってどちらも文字が消えてしまっているので設置年月日は不明だが、かなり古いものであるのは間違いない。他に大型の山頂標識が1枚かかっていた。周囲は植林で展望が無いが、さっきの幼木植林帯に下れば東側が開ける。さすがに富士山は真っ白だった。

林道から見た天狗岳 ここは空白です
林道から見た三ッ峰〜七ッ峰

 帰りも林道を利用。車に戻って林道途中で展望が開けた場所で写真撮影、朝方登った天狗岳が見えていたが、ここから見ると同じような高さが連なった稜線の小さなピークで、送電鉄塔が無ければ同定困難だった。これから向かう三ッ峰、七ツ峰もよく見えていた。

 

 

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